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2023.11.27

学術大会参加(日本矯正歯科学会)

11月2日から3日までの2日間、日本矯正歯科学会の学術大会に参加してきました。

 

今年は新潟での開催で、宮崎から新潟へは①東京から新幹線、②大阪経由で飛行機、③福岡経由で飛行機が考えられますが、今回は大阪経由で行ってきました

 

朝1番の飛行機で大阪へ飛び、新潟には昼頃につきました。

 

会場は信濃川の中州にあり、隣は佐渡島へ行く船のターミナルでした。

 

発表や講演を聞くのがメインなのですが、矯正治療に使う材料や器具を探すのも学会参加の大きな目的で、例年大きなスペースが確保されています。

今回の印象は少し展示ブースが少ないなと思いました。

 

2日間だけの参加ですが、面白い講演が多かったので楽しかったです。

2023.11.01

学会シーズン

更新が約1か月ほど滞りました。

 

秋は私が所属する学会の大会が重なるシーズンで、今年は11月に日本矯正歯科学会と日本スポーツ歯科学会が開催されます。また、学校関連の方、スポーツ指導者を対象としたスポーツ歯科の講演依頼があり、それも11月に重なってしまいました。

 

スケジュール的に混みあっているため、色々と準備が重なり、この1か月ばたばたしていました。昨日ようやく講演のファイルが出来上がり、少し時間に余裕ができました。

 

例年10月ごろの学会や研修会などで県外へ飛行機に乗って出かけることが多いのですが、台風の影響で到着地変更や、欠航の頻繁に遭遇していました。

 

今年は台風来ないなと思っていたら、例年に比べ発生件数が少ないみたいです。上陸した台風の数も少なく1つだけのようでした。

 

今日から日本矯正歯科学会の学術大会は始まっていますが、診療に影響しないように明日からの参加にしています。

 

明日の新潟は雨なのが残念です。特に大過なく学会に出席できればと思っています。

2023.10.02

インボイス

インボイス制度がスタートしました。

 

医療機関の中で保険診療が主な医療機関ではそれほど影響はないでしょうが、自費の矯正治療がメインの当院のような医療機関では、結構の額の消費税を納めているので影響が大きいです。

 

例えば、当院に支払われた消費税をA円とします。当院が仕入れなどで物品を購入する際に支払った消費税額をB円とします。

 

ここで仕入れ先の業者さんがインボイスの登録をしている場合は、国に納める消費税額はA-B円で済むのですが、業者さんがインボイスの登録をしていない場合は国にA円納めないといけないので、業者さんが納めるべき消費税を当院が負担する必要が出るため、B円損をします。

 

そうすると当院としてはB円損をするより、仕入れ先をインボイスの登録業者に変更する道を選ぶこととなります。

 

消費税を多額納めているところは死活問題になるので、仕入れ先、契約先の変更が進むでしょう。

 

今まで消費税を払ったいなかった零細企業、個人事業主への影響は大きいと思いますが、消費税をかけた分はしっかり国に納めるようにしないと仕様がないでしょう。

2023.09.27

認定医制度

医療系の多くの学会で認定制度(認定医、専門医など)が作られています。

 

私の所属する日本矯正歯科学会や日本スポーツ歯科学会でも認定制度があり、日本口蓋裂学会や日本顎変形症学会でも認定医の指定がはじまりました。

 

この認定医制度ですが、なぜ認定制度が設けられているか考えられたことはありますでしょうか。

 

もちろん認定医や専門医に指定されていなくてもよい治療をされている先生はたくさんいらっしゃいますが、一般の人から見てこの先生には安心して治療を任せられると判断するのはかなり困難です。

 

そのため、それぞれの学会が知識や治療結果を審査し、一定水準に達していると判断される先生に認定を与えています。

 

この認定制度は更新性で、認定医、専門医にはつねに研鑽を積むことが求められます。

 

どの医療機関を受診すれば良いかわからない場合は参考にしてもらえればと思います。

2023.08.30

昔:床矯正→今:アライナー矯正

一般歯科で矯正治療を受けたことがあると問診に記載される患者さんがしばしばいらっしゃいます。

 

今のところ、ほとんどが床矯正装置を使っていた感じです。

 

その後の経過を聞くと、良くなったが戻ったが1割程度、途中で中断したが4割程度、良くならなかったが5割程度の印象を受けます。

 

良くなってその後の経過も良好という人は相談に来られないので、全体的どの程度の人が良くなっていたのかは不明です。

 

自分が床矯正装置だけでどの程度の患者さんに治療が可能かと考えると、一般歯科医が床矯正装置だけ不正咬合を改善できるのはごく一部の患者さんに限られると思います。

 

ただ昔の状況を考えると、かなりの一般歯科医が床矯正のみを行っていたかとおもいます。

 

最近アライナー矯正をする一般歯科が増えています。私もアライナー矯正をしているので、アライナー矯正が悪いとは思っていません。床矯正治療よりよほど治療可能な患者さんが多いと思います。

 

ただ、本当に考えてほしいのは、床矯正もアライナー矯正も矯正治療に用いる歯の移動手段の一つに過ぎないということです。

 

矯正専門の歯科医師は治療を考えるうえで、第一に治療の目的は何なのか、次にその目的を達成するために治療のゴールはどう設定するのかを考えます。その次に初めて治療のゴールに到達するためにどういった手順でどういった装置を使用するのかを考えます。そのため、ゴールに到達するのに不利な場合、床装置やアライナーは選択肢から外します。ゴールに到達するのに不利な状況で床装置やアライナーを使用することは、ゴールの位置の変更を意味します。ゴールの位置の変更が容認できる状態ならよいですが、患者さんにとって容認できないゴールだったり、咬合状態や審美的にも問題がある場合は治療的に不適切と考えられます。

 

最近はアライナー矯正をする歯科医院が増えています。

 

アライナー矯正をすると勝手に歯がきれいに並んでくると誤解されている患者さんが多いと思います。実際には思った通りに動く症例は本当に、本当にごくわずかです。途中で作り直しが多く、歯がほとんど動かない、歯が倒れこんでくる、かみ合わせが深くなる、歯がかみ合わないなどなど、いろいろな困難に遭遇します。

 

私はもう10年ほどアライナー矯正をしているので、それら望まぬ状態に対してある程度対処できますが、それでも70人に1人ぐらいの割合で全顎ブラケット矯正への変更や、30人に1人ぐらいの割合で部分的にブラケット矯正を併用すること提案しています。

 

一般歯科医の先生は、成功するバラ色のビジョンだけでなく、失敗したらどうリカバリーするのかを考え、その手段を持ってからアライナー矯正を始めていただければと思います。

2012.01.25

説明用端末

昨年説明用にacerのTablet PCを買いました。

 

医院内での治療計画の説明用にPower Pointを利用しているので、

そのまま使えるようにプラットフォームはWindows 7がいいかなと思っていました。

 

使用しているうちに、プレゼンテーションをPower Pointで行うとその反応の遅さからストレスを感じるようになり、

プレゼン用ファイルをhtmlで作り直そうかなと思っていました。

 

その後、忙しくなりほったらかしたままでした。

 

今年になってひょんなことからiPadを入手しました。

PDFファイルを閲覧するソフトを入れてもらったのですが、

Power Pointで作ったファイルをPDF化して動かしてみると、

これがサクサク動きます。

 

アプリケーションの立ち上がりも早いし、

スリープ状態からの起動も早いし、

バッテリーの持ちも長い、

断然、iPadの方が使い勝手が良かったです。

 

iPadの方が売れるわけだと思いました。

2011.10.05

裏側からの矯正治療の相談

最近いろいろと仕事が重なり、更新が滞っています。

すみません。

 

10月からSTbを使った裏側からの矯正治療を開始したことをブログに書きました。

スタートするにあたり、ホームページを9月下旬に書き換えたのですが、10月に入ってすぐに立て続けに裏側からの矯正治療の相談をいただきました。

 

宮崎だとそれほど相談がないかなと思っていましたが、ニーズは高かったです。

 

見えないメリットは思った以上に高く評価されているのですね。

2011.09.24

講習会

9月22日、23日の2日間、矯正の講習会に行ってきました。

講義とSTbというブラケットを使ったタイポドントを2日間にわたって勉強してきました。

前日から出発の予定が、台風により飛行機欠航。

翌日の朝1番の便で東京に向かいましたが、到着時間の関係上遅刻となりました。

講義中の入室になり、ご迷惑をおかけしました。

 

講義、実習は盛り沢山でなかなか2日間だけでは咀嚼しきれない状況でした。

ニッシンのワックスフォームを症例ごとに購入し、自分で試行錯誤してから臨床に活用しようと思います。

2011.09.13

部分矯正の適応

矯正の相談でしばしば、

「部分矯正で治りますか?」

と聞かれることがあります。

 

患者さんが何を気にして来院されたか、

それを実現するにはどのような仕上がりになるかを考えて相談を受けています。

 

仕上がりを思い浮かべ、現在の噛み合わせと比較すると、どのように歯を動かす必要があるかが想像できます。

それが部分矯正でもできることは少ないです。

 

見た目上、気になる部分は一部かもしれませんが、その気になる部分を形作っているのはかみ合わせ全体であることが多いのです。

2011.08.06

虫歯、処置済みの歯の数

最近子供の患者さんの比率が上がってきています。

立て続けで子供の口の中を見ていて思うのが、最近の子供の口の中の虫歯や、虫歯治療後の歯の数が減ってきているなということです。

 

実際にデータでも示されていますが、私が矯正歯科に入局したころは子供の患者さんの口の中には虫歯や処置済みの歯が大体数本ぐらいはあり、逆に虫歯が1本もない患者さんが少なかったように思います。

現在、私の歯科医院に受診する子供の患者さんは虫歯や虫歯になって処置した歯が無いのが普通といった状態です。

 

矯正治療に子供をつれてくる保護者のかたの口腔衛生に対する意識が高いのと、私たちの先輩の歯科医師の努力のたまものかなと思っています。

 

あと10年もすれば成人の矯正患者についても虫歯や虫歯になって処置した歯が無いのが普通といった状態になればと思っています。

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